ヤングケアラー向け
21/11/15
ヤングケアラー向け無料相談窓口
神戸市が全国で初めて開設
神戸市は6月1日、全国の市町村では初めて、ヤングケアラー専門の無料相談窓口を開設しました。
「ヤングケアラー」とは、親など家族をケアしている18歳未満の子どものことです。
ケアのために学校を辞めたりするケースもあり、それが就職などにも大きな影響を与えています。
また子どもであるため、自分が抱える問題について、どこに相談したらいいかわからず、行政などの支援が行き届かないという問題がありました。
最近では国もヤングケアラー支援に力を入れていて、3月には厚生労働省と文部科学省が合同で支援のためのプロジェクトチームを立ち上げました。
今回の神戸市の取り組みは、それを踏まえたもので、今後こうした動きが全国に広がることが期待されます。
30代や40代の人でもある日突然に病気や怪我でケアが必要な状況になることは、誰にでも考えられます。
想像以上にヤングケアラーは身近な問題です。
私たち大人が日頃から子どもたちの様子を気にかけることが大切ではないでしょうか。