介護職員が
22/01/19
介護職員が高齢者の遺体を遺棄
ご利用者様の死に罪の意識を持たぬようフォローを
6月頭に介護職員が死体遺棄容疑で逮捕される事件がありました。
続報がなく詳細は不明ですが、80歳の女性が住むアパートを介護職員が訪れたときに女性が死亡しているのを発見しましたが、そのまま放置していたとのことです。
自分が死体の発見者になるのは、介護職ならばあり得る話です。
その場合の対応方法は研修などで学んでいるはずです。
この職員が遺体発見を隠してしまったのは「慌てて、頭が真っ白になった」からかもしれませんが、もしかしたら「会社に怒られる」と思ったのではないかな、とも感じます。
どんな介護のプロでもご利用者様が亡くなるのは防げませんし、24時間傍にいない限り、後から気づくことになるのは仕方ありません。
しかし職員の中にはご利用者様の死に必要以上に罪の意識や自責の念を感じる人もいます。
職員がそう感じるのは、もしかしたら経営陣が「利用者募集をしないと・・・」「家族への説明が面倒・・・」などとご利用者様の死を迷惑と考えており、それが自然に職員にも伝わってしまっていることも理由として考えられないでしょうか?
ご利用者様の死に職員が自然に・冷静に向き合えるように「自分たちが最後までご利用者様に寄り添ったことの証」であり「恥ずべきことではない」と法人全体で意識づけることが必要かもしれません。