外国人の在留資格
22/01/05
外国人の在留資格取消件数22%増
実習生が働きやすい職場環境実現を
出入国在留管理庁は5月21日、2020年度の在留資格取消件数が1210件で19年度から約22%増えたと発表しました。
在留資格別では技能実習が561件、国籍別ではベトナムが711件で最も多くなっています。
技能実習生の在留資格取消の具体例としては、「実習先から失踪し、その後別の事業所で就労していた」などがあげられています。
介護業界にとって技能実習生の力は非常に貴重です。
しかし、不法滞在があまりにも増えると、今後は国が来日、在留要件を厳しくし、人手不足が深刻化することも考えられます。
それを防ぐには実習生本人はもちろんですが、実習先が制度をしっかり理解し、ルールを守ることが必要ではないでしょうか。
特に実習生が失踪するのは、就労環境がひどかったり、慣れない生活に不安を抱える実習生の心身のケアが不十分だったりすることが原因かもしれません。
「外国人をはじめ、すべての人たちが安心して働け、持ってる能力を十分に発揮できる職場になっているかどうか」を改めて確認してみてください。