人材教育は「自前」と
21/12/22
人材教育は「自前」と外注」のバランスが重要
「受験対策」などはプロの手の活用も
先月、大阪市に外国人に特化した介護福祉士国家試験受験予備校が開校したそうです。
試験に不合格だった場合は、2年目以降合格するまで授業料無料で講義する「合格保証」を導入しており、自信の程がうかがえます。
技能実習生やEPAの方にとって、学ぶべきことはたくさんあります。
理念や介助技術、接遇・マナーなどは日々の業務や研修でも学べますが、受験対策は「合格するテクニック」を学ぶ必要があり、教える側にも一般的な研修とは異なるノウハウが必要です。
こうしたプロの力が必要といえるでしょう。
介護事業者の中には「自分たちの介護の考えが一番」と、外部の考えが入るのを嫌うところがあります。
もちろん、理念や介護に対する想いなどは会社の宝であり、絶対的な柱ですので、そこは自前でしっかりと教育できる体制を整えるべきです。
しかし、外部の手を借りるべきところで「自前」の教育にこだわってしまうと、バランスの悪い人材が育つ可能性もあります。
内部・外部のバランスの良い教育メニューの構築を考えていきましょう。