セカンドキャリアで
21/10/20
セカンドキャリアで介護職を目指す男性シニア!
仕事に求めるのは「楽しさ」が一番!!
介護現場で高齢者が働く姿は珍しくなりました。公益財団法人介護労働安定センターの調査では、現場職員の2割が60歳以上だそうです。同センターが昨年12月16日、現場で働く高齢者の労働意識に関する面白いデーターを発表していたのでご紹介します。
高齢者が働く場合、①これまで事業所で働いていた人の再雇用や定年延長、②介護業界内転職、③定年などを機に、他業界から転職、の3つのケースがあります。
このうち①と②は、高齢者職員全員に占める男性の割合は7%以下ですが、③は18.3%と高くなっています。つまり男性は自身のセカンドキャリアとして介護業界で働くケースが多いのです。
では、男性高齢職員は、仕事や職場に何を求めているのでしょうか?①では「利用者の援助・支援や生活改善につながる」が、②では、「専門性が発揮できる」が1位ですが、③では、「仕事が楽しい」が1位と、仕事に対する意識に大きな違いがみられます。
もちろん、仕事をする上で「楽しい」ことはモチベーションになります。しかし「楽しい」だけでは務まりません。事業所は、彼らがしっかりスキルアップできるように教育・指導したり、適性を活かした配置を行ったりなどの対応が必要になるでしょう。